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カテゴリー: Web構築

  • 日本語がエンコードされた形で保存されたテンプレートや投稿が、WordPress管理画面で削除できない。

    日本語がエンコードされた形(例: single-post-q-wordpress%e3%81%a7%e3%83%86…)で保存されたテンプレートや投稿が、WordPress管理画面で削除できない。削除を試みると以下のようなエラーが発生する:

    • エラーメッセージ: 「保存しました」「返答が正し JSON レスポンスではありません」

    原因


    • テンプレートや投稿名がURLエンコードされて保存されている。

    • WordPressの管理画面やバックエンドで、文字化けしたエンコード名を正しく処理できないため、削除操作が失敗する。

    解決方法

    1. Adminer for WP を使用して削除

    1. プラグインのインストール

      • WordPress管理画面で「プラグイン」→「新規追加」に移動。
      • Adminer for WP を検索し、インストールして有効化。
    2. Adminer にアクセス

      • WordPress管理画面の「Adminer」メニューにアクセス。

      • データベース操作画面が表示される。
    3. 該当データを検索

      • 「検索」機能で、エンコードされたテンプレート名の一部(例: single-post-q-wordpress)や文字列 % を含むデータを検索。
    4. 該当レコードを削除

      • 検索結果から該当するレコードを特定。

      • 問題のレコードを削除。

    2. 手動SQLクエリを使用

    phpMyAdminやAdminerで以下のSQLクエリを実行して直接削除します。

    sql

    コードをコピーする

    DELETE FROM wp_posts WHERE post_type = ‘wp_template’ AND post_name LIKE ‘%single-post-q-wordpress%’;

    3. キャッシュのクリア

    データベース操作後、WordPressのキャッシュをクリアします。


    • キャッシュプラグイン(例: W3 Total Cache)を使用している場合、キャッシュをクリア。

    • サーバーキャッシュ(例: LiteSpeed Cache)がある場合も削除を実行。

    補足情報

    • なぜAdminerが有効なのか


      Adminer for WP は、WordPress管理画面内で直接データベースにアクセスできるため、phpMyAdminが使えない環境や管理画面操作で問題が解決できない場合に非常に有効です。
    • 注意点

      • データベース操作前には必ずバックアップを取得してくださ

      • 検索や削除対象のデータを慎重に確認し、必要なものを誤って削除しないようにしてくださ

    まとめ

    日本語がエンコードされた形で保存されたテンプレートや投稿は、WordPressの通常操作では削除が難し場合があります。このような場合は、Adminer for WP を使用してデータベースから直接削除する方法が効果的です。

    この方法を実行すれば、削除できないオブジェクトを正確に処理でき、エラーも解消されます。

  • wordpress_divi_error

    Q: WordPressでテーマをDiviから他のテーマに変更後、元に戻すと何も表示されません。原因は何ですか?Diviのテーマを初期化することはできますか?

    A: 表示されない原因として、以下の可能性が考えられます。また、Diviテーマの初期化方法についても解説します。

    Q: テンプレートファイルの競合が原因になることがあるのでしょうか?

    A: はい、Diviテーマには独自のテンプレートファイル(例えば header.php や footer.php など)やページテンプレートが含まれており、これが他のテーマに変更後に競合を引き起こし、表示が乱れる場合があります。テンプレートを削除すると、Diviの標準テンプレートが再適用され、表示が戻ることがあります。

    Q: テンプレートのキャッシュが原因で表示が崩れることもありますか?

    A: ります。一部のテーマやページビルダーはカスタムテンプレートに関するキャッシュを保存しているため、古いキャッシュが影響を与えることがあります。テンプレートを削除することでキャッシュがリセットされ、正常な表示に戻るケースもあります。

    Q: Diviテーマのカスタマイズ設定が影響することもあるのでしょうか?

    A: ります。Diviではページごとにテンプレートのデザインやレイアウトを細かく設定できますが、他のテーマに切り替えた後、元に戻す際に不整合が生じる場合があります。テンプレート削除により、これらのカスタマイズ設定もリセットされるため、正常な表示に戻ることがあります。

    Q: Diviテーマを初期化するためにはどうすれば良いですか?

    A: Diviテーマを初期化する方法として、次の手順を試すことができます。

    1. キャッシュのクリア
      • Diviテーマやキャッシュプラグイン(WP Super Cacheなど)、ブラウザのキャッシュをクリアしてくださ
    2. Diviテーマオプションのリセット
      • WordPress管理画面の「Divi > テーマオプション」から「すべての設定をリセット」を選択し、初期設定に戻します。
    3. Diviテーマの再インストール
      • 「外観 > テーマ」でDiviテーマを一度削除し、エレガントテーマズのサイトから再ダウンロードして再インストールします。
    4. プラグインの競合チェック
      • 他のプラグインが影響している可能性があるので、一度無効化し、Diviの表示を確認してくださ
    5. ページの再保存
      • 特定のページが表示されない場合は、Diviビルダーで再保存するか、レイアウトを再設定します。

    上記の方法で解決できない場合は、エラーログを確認することも有効です。

  • WordPressのコメントとトラックバック

    WordPressのコメントとトラックバック/ピンバック設定:意味とグローバル無効化

    1. はじめに

    WordPressは、投稿に対するユーザーのインタラクションを管理するためのさまざまなオプションを提供しており、コメントやトラックバック/ピンバックの許可もその一部です。これらの設定の機能を理解することは、ユーザーがコンテンツにどのように関与するかをコントロールし、ウェブサイトの整合性を保つために重要です。

    2. コメントとトラックバック/ピンバックの説明

    コメントは、特定の投稿やページに対してユーザーが残す反応やフィードバックです。コメントを許可することで、訪問者が直接投稿の下に意見を共有したり、質問をしたり、関連する情報を追加したりできます。このようなインタラクションはコミュニティのエンゲージメントを促進しますが、スパムや無関係なコメントを防ぐためには慎重な管理が必要です。

    トラックバックとピンバックは、他のウェブサイトで自分のコンテンツが言及された際に著者に通知するためのツールです。基本的に、誰かがあなたのコンテンツにリンクを貼った投稿を書くと、トラックバック/ピンバックが通知されます。これはブログ間のネットワーキングの手段として機能し、読者が関連する議論を他のウェブサイトで探求するのに役立ちます。しかし、これらの機能はスパムに悪用されやすくなり、より厳格な管理が必要になることが多くなっています。

    3. コメントとトラックバック/ピンバックのグローバル無効化

    これらの機能をよりよく管理するために、WordPressはコメントおよびトラックバック/ピンバックをグローバルに無効化するオプションを提供しています。これにより、不要なコンテンツがウェブサイトに表示されるのを防ぎ、スパムのリスクを減らすことができます。

    3.1 コメントをグローバルに無効化する手順

    1. WordPressの管理ダッシュボードにログインします。
    2. 設定 > ディスカッションに移動します。
    3. デフォルトの投稿設定で、**「新し投稿へのコメントを許可する」**のチェックを外します。
      • これにより、新し投稿でコメントが自動的に許可されなくなります。ただし、この変更は既存の投稿には影響を与えないため、既存の投稿がコメントを許可している場合は個別に管理する必要があります。
    4. 既存の投稿のコメントを無効にするには:
      • 投稿セクションに移動します。
      • すべての投稿を選択し、一括操作編集を選び、コメントを**「許可しない」**に設定します。

    3.2 トラックバック/ピンバックをグローバルに無効化する手順

    1. ディスカッション設定にアクセスします(設定 > ディスカッション)。
    2. **「他のブログからのリンク通知(ピンバックおよびトラックバック)を許可する」**のオプションのチェックを外します。
      • これにより、将来の投稿でトラックバック/ピンバックが有効にならなくなります。コメントと同様に、この設定は既存の投稿には適用されないため、必要に応じて個別に調整する必要があります。

    また、すべての過去のコンテンツに対してコメントおよびトラックバック/ピンバックを完全に無効化するには、**「Disable Comments」**のようなプラグインを使用することを検討してくださ。これにより、各投稿を個別に編集することなく、これらの設定を一括で管理することができます。

    4. 結論

    コメントおよびトラックバック/ピンバックを効果的に管理することは、WordPressサイト運営の重要な側面です。コメントはユーザーのインタラクションを高めることができますが、スパムを避け、質の高い議論を維持するためには積極的なモデレーションが必要です。一方、かつてネットワーキングに有用だったトラックバック/ピンバックは、現在ではスパムによって悪用されることが多くなっています。これらの機能をグローバルに無効化することで、ウェブサイトのコンテンツをコントロールし、スパムから保護することが可能です。

    上記の手順に従うことで、サイト管理者は一貫した安全なユーザー体験を確保し、不要または無関係な通知をモデレーションする作業負荷を軽減することができます。

  • はじめに aboutページの作成とグローバルな背景色フォント設定

    サイトのデザインの方針について

    サイトデザインを行う際の基本的な考え方として、以下のステップに沿って進めると、より分かりやすくなると思ます。

    まず、構成装飾を分けて考えることが重要です。構成とは、書籍でいうと目次や章立てのように、内容をどのように整理・分類するかという部分です。言い換えれば、サイトのトポロジー(骨組み・全体構造)です。一方、装飾とは、ページの配置や背景、文字の色、フォント、サイズなどの見た目に関わる部分で、これをジオメトリ(形や見た目のデザイン)と考えることができます。

    具体的には、サイトのトポロジー(構成)はサイトの目的や役割に基づいてデザインします。その後、装飾については、見た目の印象やブランドイメージに基づいてデザインを行います。このように、構成と装飾を別々に考えることで、全体の目的に沿った、使いやすく魅力的なサイトを作ることができます。

    最初はラフな段階で全体の構成(トポロジー)を考え、徐々に細かい部分(ジオメトリ)を作り込んでいくのが効果的です。また、スタイルについては、まず全体的な設定(グローバル設定)を行い、その上で必要に応じて個別の要素を細かく調整(ローカル設定)するという流れにすると、管理がしやすくなります。

    Diviを使ったサイトの再現手順

    以下に、Divi環境で行ったことを手順としてまとめました。

    1. 固定ページの作成
      • WordPressダッシュボードから「固定ページ」→「新規追加」を選び、「About」ページを作成します。
      • ページのパーマリンクを設定し、「https://mypage.com/about」でアクセスできるようにします。
      • スラッグをaboutに設定し、親ページを「なし」に設定しました。
    2. オリジナル内容の反映
      • インターネットブラウザーでオリジナルのAboutページを開き、ページ内のbodyの内容をコピーします。
      • 作成した「About」固定ページに、コピーした内容を貼り付けます。
    3. ページレイアウトの設定
      • Diviビルダーを使用して、オリジナルのページレイアウトに近づけます。
      • 「リストビュー」から各要素を選び、必要に応じてグループ化横並び・縦並びブロック化の設定を行います。
      • セクション、行、モジュールなどを用いて、レイアウトを元のページと同じ見た目に調整します。
    4. フォントや背景のスタイル設定
      • 外観 > カスタマイズ > 一般設定 > 書式に移動し、オリジナルサイトに合わせて全体のスタイルを変更します。
      • 具体的には、以下の設定を行います:
        • 見出し本文のフォントサイズや文字色を調整。
        • 背景色もオリジナルと一致させるように設定。
      • グローバルなヘッダー、ボディ、フッター部分の背景色を黒に設定するには、以下の手順を行います:
        • 外観 > カスタマイズ > 一般設定 > 背景から、ヘッダー、ボディ、フッターの背景色をそれぞれ黒に設定します。
        • 必要に応じて、追加のCSSを使って特定の部分の背景色を個別に設定することも可能です。
    5. 追加のCSSクラス設定
      • Diviの各モジュールに対して、特定のCSSクラスを追加することでスタイルをカスタマイズします。
      • 追加CSSクラスは、Diviの各要素の「詳細設定」タブ内で指定可能です。このクラス名を記憶して、スタイルシートでそのクラスに対応するスタイルを定義することで、特定の要素にのみ適用されるスタイルを設定できます。
    6. 子テーマの利用
      • サイトのカスタマイズを進める際には、Diviの子テーマを作成し、カスタマイズ内容を保持するようにしました。
      • 子テーマを利用することで、Diviテーマのアップデートによる影響を最小限に抑えることができます。functions.php ファイルを作成し、wp_enqueue_scripts フックを使ってカスタムCSSを読み込みました。
      • 特に、add_action(‘wp_enqueue_scripts’, ‘coreform_child_enqueue_styles’); のような関数を使って、親テーマと子テーマのCSSを正し順序で読み込むように設定しました。

    この手順を使うことで、オリジナルサイトのデザインをDiviを用いて再現し、全体的な統一感を持たせることができます。全体的なレイアウト設定とグローバルなスタイル設定を最初に行うことで、その後の個別ページの調整が効率的に進められます。

    Twenty-Twenty-Fourを使ったサイトの再現手順

    次に、無料のデフォルトテーマ「Twenty-Twenty-Four」を使ってサイトを再現する手順をまとめました。

    1. 固定ページの作成
      • WordPressダッシュボードから「固定ページ」→「新規追加」を選び、「About」ページを作成します。
      • ページのパーマリンクを設定し、「https://mypage.com/about」でアクセスできるようにします。
      • スラッグをaboutに設定し、親ページを「なし」に設定しました。
    2. オリジナル内容の反映
      • インターネットブラウザーでオリジナルのAboutページを開き、ページ内のbodyの内容をコピーします。
      • 作成した「About」固定ページに、コピーした内容を貼り付けます。
    3. ページレイアウトの設定
      • **ブロックエディタ(Gutenberg)**を使用して、オリジナルのページレイアウトに近づけます。
      • ブロックエディタでは、各要素をブロックとして追加し、段落ブロック画像ブロックカラムブロックなどを使用して、オリジナルのレイアウトに似せて調整します。
      • 必要に応じて、カラムを利用して横並びに配置したり、ブロックを追加・移動して縦並びに整えます。
    4. フォントや背景のスタイル設定
      • 外観 > カスタマイズに移動し、全体のスタイル設定を行います。
      • カラー設定でサイト全体の背景色、テキストカラー、リンクカラーなどを調整し、オリジナルサイトに近い見た目を再現します。
      • スタイル設定で設定するスタイルを選択し、スタイルの編集を行います。このメニューでは、タイポグラフ、色、影、レイアウト(ページ設定、段落設定のようなもの)の設定を変更できます。ここで、テキスト、リンク、キャプション、ボタンのタイポグラフや色、背景なども変更できます。
      • グローバル設定として、ヘッダー、ボディ、フッター部分の背景色を黒に設定する場合は、カスタマイザーの「カラーオプション」から各セクションごとに背景色を変更します。
    5. 追加のカスタムCSS設定
      • 特定のスタイルを適用したい場合は、外観 > カスタマイズ > 追加CSSで直接CSSを記述します。
      • 例えば、特定の見出しや段落のスタイルをカスタマイズしたい場合、適切なセレクタを使ってCSSを定義し、全体に適用されるように設定します。
    6. プラグインの利用
      • 必要に応じて、ページレイアウトの調整やスタイルの追加に役立つ無料のプラグインをインストールします。
      • 例えば、「Advanced Gutenberg Blocks」や「Stackable」などのプラグインを使うことで、ブロックエディタでのカスタマイズがより柔軟に行えます。

    この手順を通じて、無料テーマである「Twenty-Twenty-Four」を使用しても、Diviと同様にオリジナルサイトに近いレイアウトとデザインを再現することが可能です。グローバルなスタイル設定を初めに行い、その後個別のブロックやページをカスタマイズすることで、効果的なデザインと使いやすさを両立させることができます。

    補足:有料テーマ(Divi)と無料テーマ(Twenty-Twenty-Four)では、カスタマイズの自由度に差がありますが、どちらを使用する場合でも、まずは全体の構造(トポロジー)をしっかりと設計し、その後で装飾(ジオメトリ)を行うというアプローチが重要です。この考え方により、統一感と目的に沿ったウェブサイトを効率的に作成できます。

    より一般的な説明

    上記の説明をより具体的にすると以下のようになります.

    サイトデザインを進めるときには、まず全体の構造見た目のデザインを分けて考えると、理解しやすくなります。

    まず、全体の構造についてです。これは、サイトがどのようなページで構成されているかを決める部分で、書籍でいえば目次のような役割です。たとえば「ホームページ」「お問い合わせ」「サービス紹介」など、それぞれのページのつながりを整理することが重要です。

    次に、見た目のデザインです。ページの配置や背景の色、文字の色やフォントなど、訪問者にどう見えるかという部分をデザインします。この見た目の部分は、ブランドのイメージや、訪問者に伝えたい印象に基づいて決めていきます。

    最初は全体の骨組みをラフに考えて、その後で細かい部分をしっかり作り込むことで、効率的に進めることができます。また、デザインのスタイルは全体で共通する部分をまず設定して、その後で必要に応じて細かく調整するようにすると、あとで管理がしやすくなります。

    この考え方をもとに、まずは「Aboutページ」を作成してみましょう。

    オリジナルの考え

    サイトのデザインを行うときの考え方ですが以下のステップで行うのがよりわかりやすいかと思ます.

    構成(書籍でいうと目次目録など.カテゴライズなど.トポロジー構造ですね.)と装飾(ページ配置,背景や文字の色,フォント,サイズなど.いわゆるスタイルやテンプレート.なんと言えばよいのか?ジオメトリ構造ですね)は別々に考える.すなわちサイトのトポロジー(構成)は,サイトの役割に従いデザインし,装飾は見え方,サイトイメージに従いデザインすればよいと思ます.

    まずはラフに(トポロジー構造)考えて,徐々に細部(ジオメトリ構造)を作り込めば良いかと思ます.

    更に,スタイルに関しては,グローバルな設定を行っておき,必要に応じローカルな設定を調整する仕組みにしておけば良いかと思ます.

    この視点で,Aboutページを作成していきたいと思ます.

  • WordPressを使ったサイトの作り方マニュアル

    このマニュアルは、WordPressを使って情報を簡単にまとめ、共有するウェブサイトを作る方法を説明しています。特に、運営者がわかりやすく、管理しやすい構造を目指しています。

    はじめに

    まず、インターネット上で「何をしたいか」を明確にすることが重要です。以下のような目的を持ったウェブサイトが考えられます。

    • 外部の人に情報を伝える
    • 社内の人に情報を伝える
    • マニュアルを提供する
    • カタログを提供する
    • Q&Aを作る
    • 製品の広告をする
    • メモを共有する

    これらの目的を達成するためには、情報の提供方法についても考慮する必要があります。例えば、以下のポイントが重要です。

    • トップページで、サイトの目的が一目でわかるようにする
    • トップページに必要な情報をわかりやすく一覧で表示する
    • 利用者が簡単に情報を見つけられるようにデザインする

    ウェブサイト全体の印象を左右する「ホームページ」は、会社概要や連絡先などの基本情報を固定ページで管理し、製品やサービス関連の情報は投稿ページで管理するといった工夫が効果的です。このマニュアルでは、WordPressを使って目的に応じたウェブサイトを作る手順を紹介します。また、運営しやすい設定や便利なプラグインも紹介します。

    このマニュアルの目的は、運営者が「何をするか(what)」と「どうやって実現するか(how)」を明確にし、それをWordPressでどう具現化するかを理解することです。

    • 「what」:何をしたいかに対して、WordPressのどの機能を使うか。
    • 「how」:どのようにその機能を使って実現するか。

    こうして、現実で行いたいことをデジタルなWordPressの機能でどのように実現するかを考えることで、WordPressの使い方を理解しやすくなります。

    これを「アナロジー(類推)」と呼びます。現実のやりたいことを抽象化して、バーチャルな世界でどう実現するかを考えることで、WordPressの使い方がわかりやすくなります。

    現実世界で行いたいことがWordPressでどう実現できるかがわかれば、自分で簡単にサイトを作ったり管理したりできるようになり、WordPressをもっと使いやすく感じられるようになります。

    通常であれば、現実で行うことを細かく仕様として決め、それを専門家がサイトとして作り上げます。

    これらをより一般的なドキュメントの種類に分類し、それぞれの例を挙げて説明します。

    ドキュメントの種類

    WordPressの記事の種類

    記事の属性と役割

    目的

    分類の根拠

    ブログ記事

    ブログ投稿、ニュース記事

    投稿

    継続的な更新が必要な情報

    最新情報の共有

    ブログ記事は定期的に更新する情報であり、カテゴリやタグを使って整理することができます。

    宣伝用ドキュメント

    広告バナー、チラシ、パンフレット

    投稿

    視覚的・短期的な影響を持つ情報

    宣伝・広報

    宣伝用ドキュメントは短期間での効果を期待するため、投稿で管理するのが適しています。

    FAQ

    よくある質問集

    投稿(FAQ形式)

    読者の疑問を解決する情報

    質問と回答の整理

    FAQは投稿を使って追加・更新が容易で、タグを使ってテーマごとに分類可能です。

    メモ

    プロジェクトノート、作業メモ

    投稿

    短期的・流動的な情報

    短期間の情報共有

    メモのように短期間で価値が変わる情報は、投稿として簡単に作成し更新するのが適しています。

    カタログ

    商品カタログ、サービス一覧

    投稿(カテゴリとタグ)

    製品情報の整理

    製品情報の簡便な検索

    カタログ情報は商品ごとに分類されるため、カテゴリやタグを使ってユーザーが簡単に見つけられるようにします。

    学術ドキュメント

    論文、研究報告書、プレゼン資料

    固定ページまたは投稿

    長期的な情報と短期的な情報の共有

    研究成果の共有

    学術ドキュメントは内容に応じて固定ページで長期的に保持するか、投稿で継続的に更新可能です。

    ビジネスドキュメント

    報告書、提案書、ビジネスプラン

    固定ページ

    長期的な情報の保存

    長期的な情報提供

    ビジネスドキュメントは業務の重要な情報を体系的にまとめたもので、固定ページが適しています。

    技術ドキュメント

    マニュアル、仕様書、設計書

    固定ページ

    専門的で体系的な情報

    技術的情報の提供

    技術ドキュメントは詳細で頻繁に更新が必要ないため、固定ページで管理するのが最適です。

    法律ドキュメント

    契約書、覚書、法律意見書

    固定ページ

    法的に重要で変更頻度が少ない情報

    重要な情報の保存

    法律ドキュメントは法的に重要で変更頻度が少ないため、固定ページでの管理が求められます。

    ホームページ(一般的)

    トップページ、概要ページ

    固定ページ

    サイト全体の入口

    企業の概要や連絡先は固定ページで管理し、頻繁に更新される製品やサービス情報は投稿ページで管理

     
    • 検索機能
      • サイトに訪れる利用者が必要な情報を迅速に見つけるためには、検索機能が非常に重要です。特にドキュメントの種類が多岐にわたる場合、カテゴリーやタグだけでなく、検索バーを活用することで利用者が目的の情報に簡単にアクセスできます。
      • WordPressでは検索プラグインを追加することで、サイト全体から必要な情報を的確に検索できる機能を提供し、利便性を向上させることが可能です。
    • カテゴリーとタグ
      • カテゴリーは情報を大まかに分類するために使います。例えば、ブログ記事のトピックごとにカテゴリを設定し、利用者が情報を簡単に探せるようにします。
      • タグはより細かいキーワードで情報を分類するために使います。カテゴリーよりも柔軟で、複数のタグを記事に付けることで関連情報を横断的に探しやすくします。
    • テンプレート
      • テンプレートは、ページのデザインやレイアウトを決めるものです。テンプレートを使うことで、異なる種類のページ(例えばトップページとブログ記事ページ)で一貫性のある見た目を持たせることができます。

    これらの標準機能をうまく使うことで、ドキュメントの種類に応じた適切な分類と管理が可能になります。こうすることで、利用者はWordPressの機能を使って目的に合ったサイト作成を効率的に行うことができます。

    WordPressでのページの種類と役割

    WordPressでは、ページを「固定ページ」と「投稿」に分けて管理します。それぞれの特性に応じて最適な使い方を選ぶことで、運営がスムーズになります。

    固定ページ

    • 主な用途: 変更されにくい情報の管理(企業概要、連絡先、利用規約など)
    • 特徴: 長期間、安定して提供されるべき内容に適しており、訪問者がアクセスしやすい場所に配置します。

    投稿ページ

    • 主な用途: 頻繁に更新される情報の管理(ブログ記事、ニュース、製品アップデートなど)
    • 特徴: カテゴリーやタグで整理することで関連情報を探しやすくなります。

    このように、情報の性質や目的に応じてページタイプを使い分けることが重要です。

    WordPressメニューと機能一覧

    以下はWordPressのトップページのメニューについて、何ができるかをまとめた表です。各メニューが持つ機能、目的、対応するページURL、およびサブメニューの情報を整理しました。

    メニュー

    機能

    目的

    ページURL

    サブメニュー一覧

    ダッシュボード

    サイト全体の状況を確認

    サイトの全体管理

    ~/wp-admin/index.php

    投稿

    新規投稿の作成、編集、管理

    ブログ記事や情報提供

    ~/wp-admin/edit.php

    投稿一覧、新規追加、カテゴリー、タグ

    メディア

    メディアファイルの管理

    画像や動画の管理

    ~/wp-admin/upload.php

    ライブラリ、新規追加

    固定ページ

    固定ページの作成、管理

    情報提供用の固定ページ作成

    ~/wp-admin/edit.php?post_type=page

    コメント

    コメントの管理

    ユーザーからのコメント管理

    ~/wp-admin/edit-comments.php

    外観

    サイトのデザイン設定

    テーマやウィジェットの管理

    ~/wp-admin/themes.php

    テーマ、カスタマイズ、ウィジェット、メニュー、テーマエディター

    プラグイン

    プラグインの管理

    機能の追加

    ~/wp-admin/plugins.php

    インストール済みプラグイン、新規追加、プラグインエディター

    ユーザー

    ユーザーの管理

    サイト管理者や編集者の管理

    ~/wp-admin/users.php

    プロフィール、ユーザー一覧、新規追加

    ツール

    ツールの使用、インポート/エクスポート

    サイトの追加機能活用

    ~/wp-admin/tools.php

    利用可能なツール、インポート、エクスポート、サイトヘルス

    設定

    サイト全体の設定

    サイトの基本的な設定

    ~/wp-admin/options-general.php

    一般、表示、投稿、メディア、パーマリンク

    メニューを閉じる

    管理画面のメニューを最小化

    管理画面の整理

    サイト作成のステップ

    1. 目的の設定: サイトの目的を明確にし、ターゲットとする利用者を考えます。
    2. WordPressのインストール: サーバーを選び、WordPressをインストールします。
    3. テーマの選定: サイトのデザインに合ったテーマを選びます。目的に合ったテーマの例も紹介します。
    4. ページの作成: トップページ、情報提供ページ、Q&Aページなどを作成します。
    5. ナビゲーションの設定: メニューやリンクを設計し、利用者が目的の情報に簡単にたどり着けるようにします。
    6. プラグインの導入: SEO対策、セキュリティ、問い合わせフォームなどを導入し、サイトの機能を充実させます。
    7. コンテンツの作成と公開: 情報の作成から公開までの手順と運営のコツを解説します。

    これらの手順を通じて、WordPressを用いて効率的に目的に合ったウェブサイトを作成できます。

    WordPress標準機能の活用

    WordPressにはさまざまな機能があります。それぞれの機能を使いこなすことで、サイト運営の効率が大幅に向上します。

    • 検索機能: 利用者が必要な情報にすばやくアクセスできるように検索バーやプラグインを活用しましょう。
    • カテゴリーとタグ: カテゴリーは情報を大まかに分類するために、タグは情報を横断的に整理するために使います。
    • テンプレート: ページのデザインやレイアウトを統一し、サイト全体に一貫性を持たせます。

    追加のポイント

    • 使いやすさの重視: 利用者が迷わず使えるサイトを目指しましょう。
    • モバイル対応: スマートフォンやタブレットでも見やすいデザインにすることが大切です。
    • SEO対策: 検索エンジンでの上位表示を目指し、基本的なSEO対策を取り入れましょう。